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山神様と動物たち 

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ある日のことでした

二匹のガチョウが 

湖で楽しく泳いでおりました

二匹はお話をしながら 

のんびりとゆったり泳いでいた時の事です

一匹のガチョウの足に何か

くっついてる様な感覚がしたのです

あれ?何かおかしいよ‼

どうしたんだい?

一緒に泳いで居たガチョウは

不思議そうに言いました

 

足に何か絡まってるんだ

そう聞いた途端慌てて 言いました

たっ 大変だ 早く陸に上がろう

と叫ぶ様に言いました

陸に上がって足の方を見ると 何と

風船の糸がガチョウの足に

 酷く絡みついてるではありませんか‼

どうしよう 

これじゃ動く事も泳ぐ事も出来ないよぉ

と言って泣いてしまいました

その泣いてる姿を見た 

ガチョウが言いました

大丈夫だよ☺僕に任せて

と言って 口バシで糸を

引っ張り始めた時でした

 

痛いよ‼痛いよぉ~止めてぇ~

と騒いだのです

ん~困ったな~ 

引っ張る事しかできないよぉ

と言ったその時です

 

一匹の犬がお散歩をしてたのです

ガチョウが大きな声で言いました

犬さん犬さん助けて下さい 

友達が大変なんです!

 

それを聞いた犬は 

ガチョウの元へと走り出しました

一体何があったんだワン?

とガチョウに訪ねました

すると 

二匹のガチョウは同時に言いました

足に風船の糸が絡まって取れないのです

すると 犬は

よし 分かったワン‼ 

小さな小枝で擦ってみよう

と言いました

 

犬は口に小さな枝を加え 

糸を擦ってみました

 

しかし…

 

犬は首をかしげて言いました

ん~難しいなぁ 誰かに頼んでみよう!

と言い 辺りを見回し 

茂みに一匹のウサギさんが

昼寝をしていました

 

犬が大きな声で言いました

ウサギさんウサギさん起きて下さい

困ってるんです!

すると

ウサギさんはゆっくり起き上がり

ガチョウと犬が居る所まで

走って皆の顔を見て言いました

一体何があったピョン?

と聞きました

すると犬が言いました

これを見てくれワン!

と 犬に言われて 

ガチョウの足に目をやりました 

すると

これは 酷い

僕がこの立派な歯で切ってあげるピョン!

と言いました

よし!頑張って切ろう

 

歯で切ろうと頑張っていた時です…

歯が痛くなってダメだピョ⤵ン

そうだ 

湖の向こうの山神様に頼んでみよう

 

ウサギさんが言いました

早速 湖の向こう側に行き

山神様の所にお願いしにいきました

4匹は叫ぶように 

山神様に言いました

 

山神様!

山神さまぁー助けて下さい

 足に糸が絡んで大変なのです。

 どうか 

この糸を取って頂けませんか?

 

すると キラキラと沢山の光が現れ

 

 

光がやがて人間の形になったのです

 

 

わたくしは ここを守る山の神である

その願いを叶えてやる

 

と言い 

白い光の玉がガチョウの足に止まり

なんと 

見るみるうちに 糸が すっーと 

ほどけていくのです

それを見た 

4匹は声を失っていました

 

すると

 

足に糸が絡んでいた

ガチョウが言いました

山神様ありがとうございます

みんなで

山神様ありがとうございます

とお礼を言い終わると

 

山神様は こうおっしゃいました

 

人間は 動物たち 

そして山神と常に共に

生活していることを忘れている 

 何より身勝手な事ばかりしておるのじゃ

安心して動物や神と住めるようにすれば

 きっと災いも防げるはずじゃ 

足にからまった糸も凶器である事を

人間は知らぬのだ 

 それが動物たちを傷めつけ 

人間はむやみに土や山を削り

 雨が降れば山は崩れ易くなる

 自然が豊かと云うのは 

動物だけではなく 

人間の身体にも良かろう 

そこの動物たちよ

 

 人間に近づいてはならぬ 

だがな 

人間を恨んでもなりません‼

 

 いつか 必ず人間も

動物から色々な事を教わる日が来ます

 人間と云う生き物は愚か者であり

いつしか 

それを感じ考える者が現れた時 

 その時だけは 

一度だけ

今のように人間にも協力してあげなさい

 

と言い 

ゆっくりと山神様の姿が消えていきました。

 

豆知識

広葉樹の落ち葉が分解する過程の腐葉土は

雨水を速やかに吸収するため

表土の流出を防ぐ効果もあり〼

自然や動物

人間だけが便利さを求めるのではなく

共に共存していきたいものですね。



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